こんにちは、みぽです。
語学留学やワーキングホリデーを検討しているけど、実際にどのくらいの英語力が必要なの?と疑問に思う方も多いと思います。
この記事では最低限どのくらいの英語力があると良いのか、また語学留学前、ワーホリ前の英語の勉強法についてお話しています。
海外留学やワーキングホリデーを検討中の方、また英語の勉強法について知りたい方は是非参考にしていただければと思います。
早速見ていきましょう!
語学留学・ワーホリ前に必要な英語力
先に結論から言うと目的に応じて中学英語、高校英語のレベルはおさえていく必要があると思います。(後でより詳しく説明していきます)
語学留学やワーキングホリデーを考えている方の中には
「海外へ行くのは英語を勉強するためだから、英語は行ってから やればいい!」
と思っている方は少なくないと思います。
確かに間違ってはないのですが、海外へ行ってから初めて勉強するという意識よりは、「行って更に実用的な部分を伸ばす」と捉えた方が良いです。
というのも実際数か月の留学や1年のワーホリでペラペラになることは中々厳しいということ、また英語力0で行くと自分が苦しいためです。
語学留学前に必要な英語力
自分自身が最終的にどのくらいのレベルまでもっていきたいかによりますが、一般的に語学学校での就学で10-12週で1つレベルがあがるという風に言われています。
※もちろん人によって個人差があります
そのため、単純に計算すると下記のようになります。
(多くの学校がEmlementary, Pre-Intermediate, Intermediate, Upper-intermediate, Advancedという5つのレベルでクラス分けをしているため今回はその5レベルで作っています。学校によっては多少違いがあることもあります。)
スタートレベル | 12週 | 24週 | 36週 | 48週 |
Elementary | Pre-intermediate | Intermediate | Upper-intermediate | Advanced |
Pre-intermediate | Intermediate | Upper-intermediate | Advanced | |
Intermediate | Upper-intermediate | Advanced | ||
Upper-intermediate | Advanced | Advanced |
そしてこの表を参考に自分の今のレベルと目標を確認してみます。
例えば、入学時にPre-intermediateで、目標がUpper-intermediateであればおおよそ半年(24週)の就学で目標を達成できるだろうということになります。
ほとんどの人ができればpre-intermediateまたはintermediateで 勉強を始めたいなという感じでしょうか。
その場合、Pre-intermediateで入学したいのであれば中学英語の文法や語彙は理解できるようにしておきたいです。
Pre-intermediateの会話のレベルとしては相手の言っていることはなんとなく理解でき、 また短い文章であれば回答できるという感じです。
恐らくTOEICでいうと500~600点くらいのスコア。
Intermediateであれば高校英語くらいは理解できているようにしておきたいですね。
TOEICでいうと、600~730くらいのスコア。
Intermediateは会話レベルでいうと、自分の意見をある程度しっかりと言えるレベルなので、問いに対して理由をつけて話すことができたり、少し複雑な文章を使い回答ができるというイメージです。
また日本で英語が得意、英語系の学科で勉強している、という方の場合、その上のUpper-intermediateというレベルからスタートするケースも多いです。
TOEICでは750~850くらいのスコア。
このレベルはほぼほぼ日常生活には元々困らないレベル。 ただ仕事現場での難しい会話や専門的な分野となると会話が困難になってくるかなという感じです。
ワーホリ前に必要な英語力
ワーホリについても基本の考え方は語学留学に必要な英語力を参考にしてもらえると良いのです。
しかし、ワーホリの場合は語学学校に行く期間を短くしたい方もいると思うので、 自分がどのくらい現地で学校に通うつもりかで出発時に到達しておくべき英語力を把握しておく、準備しておくことをおすすめします。
またワーホリの場合はほとんどの方が現地で仕事をすると思います。
その中でも現地ではせっかくだから日本食やアジア系レストランではなく、 ローカルのレストランやカフェで働きたいという方も多いでしょう。
その場合はもちろん求められる英語力も高くなってきます。
一般的にはローカルジョブに就くにはUpper-intermediate以上が必要と言われています。
アイルランドの場合はAdvancedと考えておいてもらった方がよいです。
アジアンレストランや日本人経営のお店でもいいかなという場合はIntermediateレベルが欲しいです。
キッチンハンド(調理補助や皿洗い)であればpre-intermediateでも見つかる場合がほとんどです。
※コミュニケーション力が高い場合や意欲がある場合、英語力が足りなくても雇ってもらえるケースはあるため、参考としてみてください。
語学留学前・ワーホリ前に英語がある程度できると良いことがいっぱい!
最初にもさらっと触れましたが、語学留学やワーホリで海外に行く前にある程度の英語力があることで自分自身が困ることが減ります。
ここでは留学・ワーホリ前に英語を学んでおくことで得られるメリットをお話していきます。
学校の授業の理解がしやすい
現地の語学学校の授業はもちろん英語です。
日本でも英語の授業を 英語で行う学校は増えているようですが、まだそのような学校ばかりでは ないです。そのため、まだ多くの日本人が英語で英語を勉強するということに慣れていない印象があります。
英文法を日本語で知っていても、英語で言われたときに一瞬で今やっている内容がわかるのか、 実際に先生が例文等を出してから、あー今この文法か!と理解できるのとでは差があります。
そのため、日本にいるうちから英語を英語で勉強しておくと語学学校の授業は理解しやすいです。
また日本にいるうちからある程度のリスニングができていれば授業内容も聞き取りやすく、 スピーキングについても少しでも自信をつけておけばわからないときに聞けますし、授業内での発言を増やすことでアウトプットの機会を増やすことができます。
友達を作りやすい
海外での友達作りに関しては別記事(意外と多い悩み!?留学先で友達ができない・・海外での友達の作り方)で書いたことがあるのですが、 友達ができにくい理由として語学力(英語力)の問題があるということ をお伝えしておりました。
ある程度自分の英語に自信を持っておくことで、自分から積極的に話しかけることが できたり、話しかけられたときに相手が言っていることが理解でき、それに応答できます。
対人関係を築く上でもやはりまず英語ができることにこしたことはないです。
生活上で困る場面が減る
数週間~1、2か月ほどの短期留学の場合はそんなに困ることは ないかもしれません。
しかし、長期海外留学やワーホリ滞在となると現地の人と同じように生活をすることになります。
例えば銀行口座の開設をしたり、税金やその他社会保険的な手続きがあったりもします。
長く滞在していることで体調が悪くなることや事故に遭ってしまうこともあるかもしれません。
そういったときにやはり英語力があればあるほど解決するのが楽です。
もちろん周りの人が助けてくれるということもあるかもしれませんが、そういうときばかりではないかもしれません。
また自分で解決することができたときは自分の成長を感じることができるでしょう。
人に頼ることは全く悪いことではないですが、自分で解決できる力をつけておくことも大切です。
留学やワーホリを挫折する可能性を減らすことができる
海外留学やワーホリで耳にする挫折。
(決して挫折が悪いという話ではありません)
この要因の一つともなり得るのがやはり語学力(英語力)の問題です。
生活をしている上で言われていることがわからない、言いたいことが言えないって普通に考えて致命的です。すみません、ややきつい言い方になってしまいました。
辛い場面に出会うことで帰りたいな・・・と思うことが増えるのは当然です。
だって文化も言語も異なる国で頑張って生活しているんだから。
それだけですごいことですし、大変なことなんです。
ただ事前に準備をしておくことで、ここで言う大変なことと言うのは減らすことができ、 現地での時間を有意義に過ごすことができます。
有意義に過ごすことができれば、もちろん挫折する可能性も減らすことができます◎
より良いアルバイト(仕事)に就ける
ワーホリ前に必要な英語力のところでも少し触れていますが、 英語力の高さと良い仕事は比例します。
例えば条件が良い仕事(時給が高い等)、しっかりと法律を守っている雇い主など。
また自分の希望する仕事がローカルのお店であれば英語力が高いほうが仕事に就きやすいという現状があります。
語学留学・ワーホリ前のおすすめの英語勉強法
ここでは実際に語学留学前やワーホリ前におすすめの勉強法をお話していきます。
独学でも十分に英語力を上げることができますので、是非参考にしてくださいね。
語学力向上に一番必要なのは継続です。 楽しみながら勉強していきましょう!
英文法、語彙などの基礎編
英文法に関しては私がいつもおすすめしているのはこれ一つ。
Grammar in Useという本です。
全て英語で書いてある文法の本のため、え・・・という方も いると思いますが、ここが頑張りどころです。
レベル別に赤(初級)、青(中級)、緑(上級)となっているので、 中身を本屋さんなどで確認して、自分がわかりそうだなというレベルを 買っても良いですし、いや私は中学英語もやや怪しいかもという方であれば 赤い本、高校までは英語頑張ってたなという方であれば青い本から始めてもらえばOKだと思います。
また中でわからない単語が出てきた場合は英英辞典で意味を調べるようにしてください。
その方が語彙力も伸びますし、ニュアンスがずれません。
日本語で英語を勉強する場合、ニュアンスがずれていることが多々あります。
そういった意味でも英語は英語で学びましょう◎
スピーキング・リスニング編
とにかく多くの英語に触れることが大切です。
ただニュースを聴け!と言っても中々しんどいと思いますので、 ここは好きな映画や好きなハリウッドスターのインタビューなどでOKです。
継続するには楽しさが必要なので、無理せず自分の好きな分野の英語に触れていきましょう。
リスニングとスピーキングを学ぶときはディクテーションやシャドーイングをおすすめします。 ディクテーションについては別記事(リスニングを伸ばしたい人はディクテーションをするべき)で書いていますので、是非そちらを参考にしてください。
シャドーイングは流れる英語音声に続いて真似をして発音をしていきます。
最初は短く区切っていいので、音声を止めながらとにかく真似してください!
慣れてきたら区切りを長くしていって、通しでシャドーイングできるようにしていきましょう◎
語学習得の近道は何と言っても真似することです!
また英語学習サイトやアプリを使うのもおすすめです。
リーディング編(単語力UP)
リーディングも自分のレベルに合わせて、自分が興味のある本を選んで読んでみると良いです。 本でなくてもインターネットの記事でももちろんOKです。
とにかく自分が興味のあるもので探してください。
また本を声に出して読むのもGoodなので音読もしてみてください。
音読はスピーキングの勉強にもつながりますので、一石二鳥ですね!
そしてリーディングをしているときにわからない単語はマークしておきましょう。
そして後で調べるようにします。(もちろん英英辞典で!)
そうすることで単語力UPができますね。
英語学習において重要なこと
英語学習、習得において最も大切なことはアウトプットです。
そのため、インプットとアウトプットをバランス良く行ってください。
テキストで文法や単語ばかりを詰め込んでもだめ。
映画や動画で英語を聞き流しているだけでもだめ。
しっかりと学んだ文法や単語を使って、英文を自分で作って声に発してみたりとアウトプットをしてください。(私のおすすめは独り言を英語にすることです笑)
英単語の効率の良い覚え方という記事も前に書いていますので、よかったら見てみてください。
映画や動画でリスニングの勉強をするときも出てきた表現を自分で使ってみたり、シャドーイングで自分の口から発する練習を忘れないでください。
リーディングでの音読も同じです。
まとめ
英語力0で語学留学やワーホリに行くことはおすすめしません。
なぜなら困るのは自分だから。
より有意義な時間を現地で過ごすために、出発前から英語の勉強をしておくことをお勧めします◎
また行く前と帰国後の英語力の違いを確認したいなという場合は、 行く前にTOEICを受けてみるのも良いと思います。
中々コロナの影響もあり海外へ行くのが難しい今こそ、日本でできる勉強や準備をしておきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました☆