こんにちは、みぽです。
今回はちょっと真面目なお話を🙊
留学やワーホリをしようかなーと思っている人の中には、留学生活うまくいくかな、大丈夫かなと不安に思う人もいると思います。
実際に留学に行ったものの予定していた期間を終えずに帰ってしまう人や精神的に病んでしまう人など多いです。
私の知り合いも実際に現地で不眠症になってしまい予定よりも早く帰国したという人がいました。彼女はカナダに行っていたのですが、冬の日照時間の短さに苦労をし、結果不眠症になってしまいました。
こういった話を聞くと不安に思うのは当たり前ですよね。
もちろん彼女のように気候が原因になってしまう人もいれば、その他の原因もあるかと思います。
気候や現地の雰囲気などについては留学先を決める際にしっかりと確認をして、国を選ぶことが重要。これは留学エージェントに確認してもOKですし、身近に行っていた人がいるのであれば聞いてみると良いと思います。
先ほどその他の原因という言葉を出しましたが、主にカルチャーショックがあると思います。これが原因でホームシックになってしまう人も少なくないでしょう。
ここについてしっかりと心構えができているかによって留学で挫折するかが決まると言ってもおかしくないくらいです。
ということで、今回はここに焦点をあててお話していきます◎
留学をする前に知っておくべきこと
①visit(訪問する)とlive(生活する)は全く違う
普通の3~10日間くらいの旅行であればもちろんそれは「visit」です。これについては旅行で相当嫌なことがない限りみんな楽しく帰ってきますし、むしろ帰るころにはまだ帰りたくないーという気持ちになることが多いと思います。ただそれは期間が短い訪問だから。
現地で生活をする(live)ということは、現地の人と同じように家や仕事を探したり、学校に行ったり、仕事をしたり。観光地を回って美味しいものを食べて♪ということとは全く違います。
なので、気の持ちようではあるけども、もちろん嫌なことだってあるはず。
挫折する人はここが理解できていない人が多い印象があります。「憧れの海外生活」に気を取られているとここが理解できておらず、現地で不満が出てきます。
②最初数か月はハネムーン期
ハネムーン期と言ってももちろん結婚とかの話ではないです。
最初数か月は何もかもが新しくて現地の生活が楽しくてたまらない!という人が多いはず。
※数か月というのは人によって感じ方が違うので曖昧な表現にしています。
旅行をしている時の気持ちに近いですね。
なのでこの時期に挫折する人はほぼいないかと思います。見る景色も食べ物も、すべてが新鮮でウキウキが止まらない時期。
もちろんこの時期でも嫌なことはあるかもしれませんが、それよりも新鮮さが勝ちます。
③カルチャーショックに悩まされる
ハネムーン期が終わると、ついにカルチャーショックに悩まされる時が出てきます。
よく留学は3か月目がまず一番最初の壁だと言われているのはここにあります。
カルチャーショックとは簡単に言うと、新しい文化に出会った時の心の衝撃、葛藤です。
慣れ親しんだものを失ってしまうかもしれないという不安でもあります。これがストレスに変わっていきます。
自分が育った文化や環境から離れて生活するので、カルチャーショックが起こるのは当たり前のことなのですが、これはコントロールできるものではないため、乗り越えるしかないんです。
乗り越える時のポイントとしては、新しい文化と出会った時に、マイナスに「えー、なんでこの国ではこうなの?日本ではこうじゃないのに」と捉えるのではなく、ポジティブに「こうゆう文化もあるんだ!面白い!」という新しい学びの視点で見るようにすること。
カルチャーショックに悩む人は大体が違いをネガティブに捉えがち。確かに文化によっては理解できないとは思いますが、「理解できない、自分の国ではこうなのに!」と思っているとストレスで心が持たないです。
もっと違いに寛容になることが大事。
④適応期は必ず来る
カルチャーショックを乗り越えることができたら、適応期がやってきます。
これも個人差があるのではっきりと留学開始から何か月目!というのは言えないのですが、私がオーストラリアに行っていた時は大体3か月目、アイルランドでは5,6か月目だったかなと思います。アイルランドの方が少し時間がかかりました💦
正直私の場合はオーストラリア好きだったので最初アイルランドとオーストラリアを比較して、オーストラリアだったら・・という発言をよくしていました。いけないやつですね。。。
でもこの適応期まで来れたら現地での生活はもう大丈夫!
多少嫌なことがあっても、自分の国で生活している時と同じようにストレスへの対応ができるようになっています。
①については行く前の大前提の違いのお話、②~④についてはほとんどの人は現地でこの流れを経て現地に馴染み、自分の居場所を見つけていくというお話です。
稀に適応力が高く、あまり悩まされない人はいますが、そういった人でも少しの葛藤はあるはずです。
この苦しみを経験しているのは自分だけではないと思うだけでも頑張れる時はありますので、是非参考までに☆
帰国した時になるリエントリーショック
これは簡単に言うと、留学期間中に留学先の新しい文化を学び適応してきたので、自分の国に帰ってきたときに、再度自分の国の文化に適応していく時のショックのこと。
私も経験がありますが、私の場合はオーストラリアでの2年間の生活を終えて帰国した際に、友人たちと会いました。すると「強くなりすぎて怖い」と言われました。
自分ではあまり感じていなかったのですが、オーストラリアの2年間での生活の中で自分の意見をはっきり言うという習慣が身についていたようです。向こうでは自己主張は大事なので。
日本(一部アジア?)特有の空気を読むということをせずに、言い過ぎてしまったようです。
もちろん自分の意見をはっきりと言うことは悪いことではないです。私はむしろいいことだと思っている・・・(もちろん人を傷つけない程度であれば)
ただ周りの空気を読む日本ではそれをよしとしない場面もあるんだなということ。
また私は帰国後に高校の教員をしていたのですが、他の先生に「新人なのにあの子はいつも早く帰る。俺が新人のときは誰よりも遅く残って授業準備をしていたのに」と言われていたことがありました。学校の先生の考えというのはまた一般企業とは異なり独特だとは思うのですが、私はその人にそう言われていたことに納得いかず、特別生徒トラブルなどがなければずっと定時で帰り続けました。オーストラリア的考えで言うと「残業をする=時間内に終えることができない、能力が低い」になるんです。定時に帰っているからといって授業準備をしていないわけでも、教材研究をしていないわけでもないというのが私の主張。ここでも強さが出てしまっているのですが笑
まあこれも時間はかかりますが、徐々に適応していくので問題はないです。
数年間の留学でアイデンティティに多少の影響はあると思いますが、自分のアイデンティティが何人かわからないとまではならないはずです。
小さな時に海外に渡ったという帰国子女だとアイデンティティの形成に影響が大きく出てしまうこともありますが・・・これは日本の学校や周りの友達の受け入れ方が大切になってきますね。日本への移民(特に小さな子ども)の問題も同じです。
ちょっと話がずれてしまいましたが、海外に出る(留学の意味)ということは決して日本人としてのアイデンティティを失うというわけではなく、新しい文化と出会うことで、自分の視野を広げ、新しい考えを発見するということ。
まとめ
ここで留学挫折の言語的要因はお話していませんが、言語的要因は自分の努力によって減らすことができますので、留学行ってから全部勉強すればいいやではなく、最低限の基礎は身に着けて行くことをおすすめします。
言語を学ぶことはもちろんですが、言語を学ぶことだけが留学ではないので◎
現地の生活に慣れるまでの葛藤は誰もが経験していることで、自分だけが辛いわけではないです。
乗り越えるときっと楽しい生活が待っているはず✨
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